医師が自宅に駆けつけてくれる往診。
夜中の急な発熱や、お年寄りの緊急時など、病院に行くのが難しい状況では強い味方です。
しかし、「往診って高額なのでは?」「保険は使えるの?」など、費用面での不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
この記事では、往診にかかる費用の仕組みから、実際の料金例を分かりやすく解説していきます。
医師が自宅に駆けつけてくれる往診。
夜中の急な発熱や、お年寄りの緊急時など、病院に行くのが難しい状況では強い味方です。
しかし、「往診って高額なのでは?」「保険は使えるの?」など、費用面での不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
この記事では、往診にかかる費用の仕組みから、実際の料金例を分かりやすく解説していきます。
東京大学医学部を卒業後、日本赤十字社医療センター救急科に勤務。救急医として術後管理や外傷治療など、幅広い診療経験を積む。救急科専門医取得を経て、東京都渋谷区笹塚にクリニックを開設し、在宅医療を軸とした地域医療に携わる。一般社団法人誠創会代表理事として、「理想の地域医療を創る」というビジョンのもと、地域に根ざした医療の実現に尽力している。
往診とは、急な体調不良やケガなど、緊急時に医師があなたの自宅に駆けつけて自宅で診療を行うことです。
往診について詳しく知りたい方は、こちらの記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
往診の料金は、通常の訪問診療と比べてやや高額になる傾向があります。
これは、医師が緊急で患者の自宅や施設に赴く必要があるためです。
往診の費用は以下の式で算出されます:
往診の費用 = (往診料 + 診療に関する費用+時間外加算※あれば) × 負担割合(1〜3割)
往診料の基本的な目安は以下の通りです:
往診料に加えて、実際の診療内容に応じた費用が加算されます。
これには以下のようなものが含まれます:
平日の日中に往診を受け、簡単な診察と処方箋を受け取った場合の計算例:
合計:10,760円
この金額に患者の負担割合(1割、2割、または3割)を掛けた金額が実際の自己負担額となります。
ただし、これはあくまで簡単な例であり、実際の費用は診療内容や時間帯、患者の状態によって大きく変動する可能性があります。
また、緊急性の高い場合や、休日・祝日の往診では、さらに割増料金が加算されることがあります。
往診の利用を検討する際は、かかりつけ医や医療機関に具体的な料金について確認することをおすすめします。
また、高額療養費制度や医療費控除などの制度を利用することで、負担を軽減できる可能性もあるため、これらの制度についても併せて確認するとよいでしょう。